「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」
2015年1月27日の放送は
「悪化させる温め方が判明!名医が教える冷え症徹底改善法SP」
と題し、自律神経を整える入浴法や
冷え症を改善できる温泉などが紹介されました。
冷え症が悪化する温め方とは?
順天堂大学の小林弘幸先生によると、
間違った対処法で身体を温めていると、
冷え症が悪化することがあるそうです。
番組では、冷え症に悩んでいる女性2人の
普段の冷え症対策が紹介されました。
◆冷え症歴30年、48歳の女性の場合
暖かい室内でも、外履き用のムートンブーツ、
フリースの靴下カバー、厚手の靴下などを
4枚も履いています。
上半身も下着の上に温かいフリース地の
服などを3枚も重ね着しています。
足の表面温度を測ってみると、
健康な人なら30度はあるという温度が
19.6度しかありませんでした。
【実践している冷え症対策】
重ね着をして、ヒーターで身体を温める。
生姜を2日に1回は食べ、就寝用の布団は
6時間も前から電気毛布で温める。
お風呂は、42度のお湯に30分近く浸かる半身浴。
◆冷え症歴14年、34歳の女性の場合
暖かい室内でも重ね着と分厚いコートが
欠かせません。
【実践している冷え症対策】
南米アンデス原産の芋の葉や茎から作られた
ヤーコン茶や生姜のホットドリンクなどを
1日10杯は飲む。
寝る1時間前から布団乾燥機で布団を温める。
お風呂は、41度のお湯に30分浸かる全身浴。
冷え症改善に効果的!自律神経を整える入浴法
番組では、この2人の女性の様子を
小林弘幸先生にみてもらい、
間違った冷え症対策について説明がされました。
今回のケースで、見直す必要があったのは入浴法。
お風呂の入り方を間違うと、かえって冷えてしまうそうです。
40℃以上の熱いお湯に入ると交感神経が優位になり、
39℃以下のぬるめのお湯に入ると副交感神経が優位になります。
交感神経が優位=血管の収縮
なので、血行が悪くなって、冷えてしまうという訳ですね。
熱いお風呂に入って、一度自律神経が乱れると、
なかなか治りにくく、慢性的な自律神経の乱れが
冷え性悪化につながっていきます。
衣類や食べ物で冷え性対策をしても、
自律神経が乱れていると
効果がでないといわれています。
自律神経を整える入浴方法のポイントは2つ。
1.お湯の温度は39~40℃
2.半身浴→全身浴→半身浴
全身浴5分、半身浴10分、合わせて15分が目安です。
しかし、時間にこだらわず無理のない範囲の
時間で入るのがよいそうです。
冷え性に効く温泉の成分とは?
お湯に塩分を多く含み、身体を温めてくれる
塩化物泉は、冷え性改善に効果があるそうです。
温泉のスペシャリスト、
国際医療福祉大学大学院の
前田眞治先生がすすめる冷え症を改善できる
温泉が紹介されました。
日本の温泉は、
単純温泉、塩化物泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、
硫黄泉、炭酸泉、放射能泉など大きく
9種の泉質に分類されるといわれています。
日本の塩化物泉には、
鹿塩温泉(長野県)、塩原温泉(栃木県)、
塩田温泉(兵庫県)などがあります。
また、二酸化炭素が成分として含まれた
炭酸泉も冷えに効くといわれています。
二酸化炭素が末梢の血管に入ると、
血管が拡張して血行がよくなり、酸素が放出されて、
ますます血管が開くので冷えに効果的なのだそうです。
日本の炭酸泉には、
有馬温泉(兵庫県)、長湯温泉(大分県)、
塩沢温泉(岐阜県)、みちのく温泉(青森県)、
薬師温泉(北海道)などがあります。
⇒ 冷え性に効くおすすめの入浴剤は?効果的に体を温める入浴法も紹介!
たけしの家庭の医学 感想
冷え性改善効果がある入浴法も、
入り方を間違うと逆効果、
悪化させることもあるとはビックリですね。
温泉に行きたいと思っても、忙しくて
時間が取れないという人も多いのではないでしょうか。
重炭酸の入浴剤を使って自宅で手軽に温活してみるのも
よいかもしれませんね。
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