冷えや低体温で体の調子がよくない女性は、貧血気味ということも多いものです。
女性の悩みの1番は冷え、2番は貧血、3番がアレルギーとニキビ、4番が便秘…とも言われています。
今回は、貧血と冷え性・低体温の関係や貧血に良い食べ物などを紹介します。
貧血とは|貧血と冷え性の関係
貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が基準値を下回った状態のことをいいます。
赤血球の中のヘモグロビンは酸素を取り込んで体の隅々まで酸素を行き渡らせる大切や役目をもっています。
不足すると体が酸素不足になるため、体のだるさや疲労といった様々な症状が現れます。
また、酸素不足になってしまうと熱源となる栄養素が不完全燃焼を起こすため、効率よく体を温めることができません。
貧血は血液の量が少ない状態でもあるので温かい血液も不足することになり、冷えの症状が現れ体温も低くなります。
貧血を招く原因の大部分は、鉄不足です。
日本人の貧血患者の約7割、女性全体の約1割が、鉄不足による貧血(鉄欠乏性貧血)といわれています。
◆鉄が不足する主な原因は3つ
1.バランスの悪い食事・無理なダイエットによる摂取不足
2.思春期、妊娠、出産、授乳による必要量の増加
3.月経、病気などによる損失量の増加
貧血を予防・改善!貧血に良い食べ物とは
鉄分を摂取し、血液中の赤血球を増やすことにより冷え性も起こりにくくなります。
貧血を予防・改善する基本は、バランスのよい食事を3食規則正しく食べること。
さらに、女性の場合は鉄不足になりやすいため、意識して鉄を多く含む食品を食べることを心掛けましょう。
鉄には、主に肉・魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と植物性食品や卵・乳製品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。
ヘム鉄は体内への吸収率が高く、非ヘム鉄は吸収率が低いという違いがあります。
非ヘム鉄は良質なタンパク質やビタミンCを多く含む食品と一緒に摂取することで、体内への吸収率がアップします。
ヘム鉄は、牛肉、レバー、いわしなど、肉・魚などの動物性食品に多く含まれています。
非ヘム鉄は、ひじきやホウレン草、大豆、海藻類などの植物性食品に多く含まれています。
どちらが良いということではなく、いろいろな食品を組み合わせて鉄を効果的に吸収することが大切です。
貧血を改善するサプリメントのおすすめは?
不足しがちな鉄分を毎日の食事だけで摂取するのは現実的にはむずかしいものです。
貧血と冷え性・低体温を改善するできるようなサプリメントをサポートとして取り入れてみるのもひとつの手です。
サプリメントなら、時間がなく食事に気を使う余裕がない人や鉄分を多く含む食材が苦手な人でも手軽に鉄分を摂取できるので便利!
毎日の食事にサプリメントを加えて、貧血と冷え性・低体温の改善を目指してみるのもよいのではないでしょうか。