高齢者が室内で低体温症!老人性低体温症の原因・症状・対策は?

こたつ

冬は室内にいても高齢者が低体温症になる場合があるので注意が必要です。

老人性低体温症の原因・症状・対策をまとめてみました。

高齢者が室内で低体温症になる原因

高齢者の手

高齢者の体温が低くなる主な原因は2つあります。

①寒さに対する感覚が鈍くなる
高齢者は低体温になっても、なかなか自分では気付きません。

老化や持病の服薬、自律神経障害などにより寒さを感じにくくなります。

体温が35℃以下になると本人の自覚がないまま、ゆっくりと体温が落ち続けるからです。

②体温調節の機能が低下する
もともと、人間の体は寒くなると体の中心部の温度を保つために末端(手足)の血管を収縮させて血流を減らし、体内から熱が逃げるのを防ぐ仕組みをもっています。

そのため、寒くなると手足が冷たくなってしまうというわけです。

ところが、高齢になるにしたがって体温調節の機能は低下していきます。

冬場に高齢者の手に触ると、温かく感じたことはありませんか?

そしかしたら、体内から熱が逃げている状態で体は冷えているのかもしれません。

高齢になると熱の発生源である筋肉量が減少するため、体内でつくられる熱の量が少ないことも低体温の原因といえます。

凍死、熱中症死の1.5倍 冬の寒さ 屋内でも要注意

低体温症と熱中症

熱中症の危険性は広く知られているが、低体温症による死亡(凍死)の方が、死者数は一・五倍にも上っている。二〇一〇年以降はほぼ毎年、千人以上が犠牲となっており、大半は高齢者。室内で低体温症に陥った例が多く、背景に孤立や貧困もあるとみられる。

2018年2月3日 東京新聞

高齢者の低体温症の症状

高齢者の低体温

通常37℃ほどに保たれている体の中心部の体温が35℃以下に下がった状態を低体温症といいます。

高齢者の場合は「老人性低体温症」と呼ばれることもあります。

次のような状態が見られたら命にかかわります。

体を毛布で包んで大至急助けを呼ぶ必要があります。

手足が冷たい
顔がピンク色ではれぼったい
皮膚が青白い
震える(重症の時は震えのないこともある)
歩きがぎこちない
話し方が妙にスロー
眠そうである

高齢者の低体温症の予防と対策

高齢者の低体温

低体温症は夏にも起こりますが、やはり圧倒的に多いのは冬です。

高齢者は家の中にいても室温が18.3℃以下になると低体温になる可能性があるといいます。

さらに、糖尿病があると危険度はアップします。

体温が下がるとインスリン分泌が下がるだけでなく、心臓発作・腎機能障害・肝臓障害など死の危険が起こります。

もともと病気を抱えている分、重症化もしやすいといわれています。

【低体温症を予防するポイント】
衣類や暖房で調節して体温を低下させないことが大切です。

暖房費を節約するため寒い部屋で何時間もじっと座っているということは避けましょう。

・暖房を適正温度に設定(冬は18~22℃、湿度45~60%)
・厚手のソックスにスリッパを履く
・重ね着をしてひざ掛けを使う
・温かい食べ物や飲み物で体の内側から温める

家族が同居していれば異常に気付くことができます。

しかし、1人暮らしをしていると気付かずに悪化させてしまうことがあるかもしれません。

1人暮らしをしている方は、自分が寒さに対して弱くなっていることを自覚して適正な室温で過ごすことを心掛けましょう。

目のつくところに温度計・湿度計を置いてみるのもよいかもしれませんね。

さいごに

低体温といっても年齢によって原因は違ってきます。

家族と同居していても日中は1人ということも多いかもしれません。

老化や病気の影響など高齢者ならではの原因を知って予防・対策をしていくことが大切ですね。

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