甲状腺の機能と低体温の関係について
甲状腺の病気といえば、甲状腺ホルモンの過剰によるバセドウ病(甲状腺機能亢進症)が比較的よく知られているようです。一方、甲状腺ホルモンの出方が悪いと、甲状腺機能低下症という病気になり体温が低下します。
人間の体は、外気の温度に関わらず一定の体温を維持することで正常な働きを保っています。しかし、体温が低くなると体の新陳代謝が鈍くなり、全体の機能が低下してしまいます。
新陳代謝が低下して起こる病気に甲状腺機能低下症があります。甲状腺は首の前(男性で言えばのど仏の下)にあり、新陳代謝に関係あるホルモンを分泌しています。甲状腺の機能が下がってこのホルモンが不足すると、基礎代謝が低下して体温が下がります。
甲状腺機能低下の症状は、全身がエネルギーを利用できないので様々あります。主な症状は、低体温のほかに、無力感・皮膚の乾燥・発汗減少・便秘・むくみなどです。さらに、動作が鈍くなったり、時にはうつ病と思われたりする症状がみられることもあります。
お年寄りが急に元気がなくなりボケてきた、或いは、中高年の方で、最近ちょっと声が低くなってガラガラする、寒さに弱くなった、顔がなんとなくはれぼったい、肌ががさついてきた、コレステロールの薬を飲んでも数値が下がらない、心臓肥大、肝機能異常の原因がわからない、などのことがあれば、「甲状腺機能低下症」という病気の可能性もあるのかもしれません。
甲状腺機能低下症は、診断さえつけば、あとは甲状腺ホルモン服用で劇的によくなるそうです。
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