貧血は冷え性の原因

貧血冷え性の大きな原因です。貧血が冷え性をもたらすというのは、何故でしょうか?

貧血というのは「血液中の赤血球が少ない状態」のことをいいます。赤血球にはヘモグロビンという成分があり、体中に酸素を運ぶ重要な役割を持っています。赤血球の主成分であるヘモグロビンは、鉄を含むたんぱく質で出来ているので鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンの量が減少してきます。

ヘモグロビンが不足すると、熱源となる栄養素が酸素不足のため不完全燃焼を起こすので、効率よく体を温めることが出来ません。また、貧血は血液の量が少ない状態でもあるので、末梢血管へ運ばれる温かい血液も不足することになり手足の冷えが生じます。

体の酸素不足の状態を補うために、心臓は少しでも早く血液を送ろうとするので呼吸も早くなります。貧血の人が動悸・息切れを訴えるのはこのためです。酸素不足の状態は心臓に大きな負担をかけるだけでなく、体の各部位の機能障害を引き起こします。その結果、さらに体が冷えるという悪循環に陥ってしまうのです。

貧血には、赤血球をつくるときに必要なビタミンが不足する悪性貧血、赤血球の寿命が短くなって起こる溶血性貧血、骨髄の造血機能が落ちてしまう再生不良性貧血などがありますが、最も多いのが鉄欠乏性貧血で約9割を占めるといわれています。

女性の場合は、月経があるために特に貧血になりやすいといわれます。また、無理なダイエットで栄養が不足したり偏った食生活を送っていると鉄分が不足してしまいます。貧血だからといって鉄分だけ補給すればよいのではなく、食事をバランスよく摂らないと血液中のヘモグロビンは増えません。主食、主菜、副菜とバランンスよく食べて総合的な栄養補給を心掛けることが大切です。

貧血を治すことが冷え性の改善にもつながります。

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