冷え性は男性にも多い

男性冷え性が最近は増えているという報告があります。冷え性は圧倒的に女性に多い症状と考えられていますが、男性の冷え性が増えてきたのは、それはなぜでしょうか。

東京ガス都市生活研究所の調べによると、首都圏の男女(1438人)を対象に、「冷え性を感じるか」と夏場に聞いたところ、男性の12.0%が「感じる」と答えています。ほぼ2人に1人が冷え性と答えた女性(48.3%)に比べると少ないとはいえ、冷房の影響がない春先の調査では17.7%と、さらに比率が高くなっています。

男性の冷え性の場合は長時間勤務や深夜勤務などの不規則な生活による過労やストレス、偏った食生活などが重なって起こることが多いようです。中高年はもちろん、若い男性でさえ自律神経の働きが乱れて末梢血管が収縮、手足の冷えにつながることがあります。

ストレスが大きくなると自律神経のバランスが崩れてきます。自律神経は、内臓の働きや体温調節機能などをコントロールする役割をもっていて、自分の意思ではコントロールできない部分です。健康な状態では、冷えがあれば、身体はそのバランスをとろうとしますが、自律神経が乱れるとそれが出来なくなります。また、ストレスと緊張で、末梢血管自体も、収縮してしまいます。

飲み過ぎや食べ過ぎ、喫煙などにより動脈硬化が起こると、当然血管は細くなります。また、血液はドロドロで、赤血球の弾力性も失われ、くっついたりして塊ができています。そのような血液は、手足の毛細血管を通ることができないため、末端の血行が悪くなります。

このように、血行不良の状態になると、身体の端々まで筋肉などが作った熱が行き届かずに身体が冷えるのです。

冷え性が怖いのは、頭痛や肩こり、腰痛などの不調だけでなく、さらに深刻な症状に結び付く場合があるからです。消化器系に影響を及ぼせば、胃腸の弱い人は極度の便秘や激しい下痢になる過敏性腸症候群、胃腸炎などになりやすいとされます。アレルギー性鼻炎や膀胱炎、全身の関節リウマチなどは身体の冷えと関係が深いといわれています。

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